ーサツマイモをホクホクにする方法|品種選びから加熱のコツまで解説ー

椎名農園
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ホクホクに仕上がりやすいサツマイモを選ぶ

サツマイモをホクホクにする方法で最初に意識したいのが、品種選びです。サツマイモは品種によって食感が大きく異なり、水分が少なめで粉質のものは、加熱すると栗のようなホクホク感が出やすくなります。代表的なホクホク系の品種には、紅あずまや鳴門金時、高系14号などがあります。一方、安納芋や紅はるかのような水分と糖分が多い品種は、しっとり、ねっとりとした食感になりやすいため、ホクホク感を重視する場合には品種表示を確認しましょう。

購入するときは、表面に大きな傷や黒い変色がなく、全体にふっくらとしているものがおすすめです。持ったときに適度な重みがあり、太さがなるべく均一なサツマイモは、中心までむらなく火を通しやすくなります。細すぎるものは加熱中に水分が抜けすぎて硬くなりやすく、反対に極端に太いものは中心まで火が通るのに時間がかかります。

また、収穫直後よりも一定期間保存されたサツマイモのほうが甘みは増しますが、保存環境が悪いと傷みや乾燥の原因になります。冷蔵庫には入れず、新聞紙に包んで風通しのよい冷暗所で保存してください。調理前には表面の土をよく洗い、傷んだ部分やひげ根を取り除きます。皮付きのまま加熱すると水分が逃げにくく、内部がぱさつきすぎるのを防げます。

水分を増やしすぎない加熱方法が重要

ホクホクのサツマイモに仕上げるには、加熱中に余分な水分を含ませないことが大切です。鍋でゆでるとサツマイモが水を吸いやすく、しっとりした食感に寄りやすいため、蒸す、焼く、電子レンジで加熱するといった方法が向いています。特にオーブンやトースターで焼く方法は、表面から水分がほどよく抜けるため、粉質の食感を楽しみやすくなります。

オーブンを使う場合は、洗ったサツマイモの水気を拭き取り、アルミホイルで包まずに天板へ並べます。160度から180度程度で40分から60分を目安に加熱し、途中で一度上下を返すと火が均一に通ります。竹串が中心まで抵抗なく入れば完成です。アルミホイルでぴったり包むと蒸し焼き状態になり、水分が残りやすくなるため、ホクホク感を優先する場合は包まないか、軽く巻く程度にしましょう。

蒸し器を使う場合は、サツマイモに直接お湯が触れないようにし、弱めの中火で30分から40分ほど蒸します。加熱後はふたを開けて数分置き、表面の蒸気を逃がすと水っぽさを抑えられます。電子レンジでは、ぬらしたキッチンペーパーで包みすぎないことがポイントです。軽く湿らせる程度にして、低い出力で時間をかけて加熱します。高出力で一気に加熱すると、外側だけ乾燥して中心が硬いまま残ることがあるため注意してください。

ホクホクにならない原因とおいしく食べるコツ

適切に加熱したつもりでもホクホクにならない場合は、品種、加熱時間、水分量のいずれかに原因がある可能性があります。ねっとり系の品種を使っている場合は、調理方法だけで完全な粉質食感に変えることは難しいため、まずはホクホク系の品種を選ぶことが近道です。また、切ったサツマイモを長時間水にさらすと、表面から水分を吸って仕上がりがやわらかくなりすぎることがあります。アク抜きをする場合でも、5分から10分程度にとどめ、水気をしっかり拭き取ってください。

加熱不足では中心に芯が残り、ホクホクではなく硬い食感になります。反対に、蒸し器の中で長時間放置すると蒸気を吸い続け、水っぽくなることがあります。火が通ったら早めに取り出し、粗熱を取ることが大切です。加熱後に半分へ割り、切り口から余分な蒸気を逃がすと、粉質感がよりはっきりします。

できあがったサツマイモは、そのまま食べるだけでなく、バターや塩を少量加えると甘みが引き立ちます。つぶしてサラダやコロッケ、スイートポテトの材料にする場合も、ホクホクしたサツマイモは水分調整がしやすく扱いやすいです。保存する際は粗熱を取ってから一つずつ包み、冷蔵または冷凍します。温め直すときは電子レンジだけでなく、仕上げにトースターで数分焼くと、表面の余分な水分が飛び、作りたてに近いホクホク感を楽しめます。

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