ーサツマイモのふかし方を徹底解説|甘くしっとり仕上げる基本とコツー

椎名農園
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サツマイモをふかす前に知っておきたい基本

サツマイモのふかし方は難しそうに見えますが、ポイントを押さえれば家庭でも甘く、しっとりと仕上げられます。ふかす調理は、お湯の中で直接ゆでるのではなく、蒸気の熱でじっくり火を通す方法です。水っぽくなりにくく、サツマイモ本来の風味や甘みを楽しみやすいことが魅力です。

まず、サツマイモは表面の泥を流水でしっかり洗います。皮には風味や栄養が含まれているため、傷みがなければ皮付きのままで問題ありません。ひげ根や黒く変色した部分が気になる場合は、包丁で薄く取り除きます。大きさがばらばらだと火の通り方に差が出るので、太いものは半分に切ると均一に仕上がります。ただし、切り口から水分が抜けやすくなるため、できるだけ丸ごとふかすほうがしっとり感を保てます。

甘さを引き出したいときは、細めよりも中くらいの太さのサツマイモを選ぶと扱いやすいです。品種によっても食感は異なり、ほくほく系は粉質で軽い口当たり、ねっとり系は濃厚な甘さを感じやすくなります。調理前に常温へ戻しておくと中心まで火が入りやすく、加熱時間のばらつきも少なくなります。冷蔵庫で保存すると低温障害を起こすことがあるため、調理前のサツマイモは新聞紙などに包み、風通しのよい冷暗所で保管するのが基本です。

蒸し器を使った基本的なサツマイモのふかし方

もっとも基本的なサツマイモのふかし方は、蒸し器を使う方法です。鍋の底に適量の水を入れ、蒸し板や蒸しかごをセットします。このとき、水面がサツマイモに触れない量に調整することが大切です。水が多すぎると沸騰した際にサツマイモがぬれ、仕上がりが水っぽくなることがあります。

鍋を火にかけて蒸気が十分に上がったら、洗ったサツマイモを並べてふたをします。サツマイモ同士を密着させず、蒸気が回る程度の間隔を空けて並べると、火の通りが均一になります。火加減は中火から弱火を目安にし、蒸気が途切れない状態を保ちます。加熱時間は中くらいの大きさで約30分から40分です。太いものや大きなものは50分ほどかかる場合もあります。途中で水がなくならないように確認し、少なくなった場合は熱湯を足してください。冷たい水を加えると鍋の温度が下がり、加熱時間が長くなります。

火が通ったかどうかは、竹串を中心まで刺して確認します。抵抗なくすっと入れば完成です。まだ硬さを感じる場合は、5分ずつ追加で蒸します。加熱後すぐに取り出さず、火を止めてふたをしたまま5分から10分ほど置くと、余熱で中心まで均一に火が入り、しっとりとした食感になります。熱い蒸気でやけどをしないよう、ふたは顔から離す方向へ開けましょう。

蒸し器がない場合のふかし方とおいしく仕上げるコツ

蒸し器がない場合でも、鍋やフライパン、電子レンジを使ってサツマイモをふかせます。鍋を使う場合は、底に耐熱皿や丸めたアルミホイルを置き、その上に皿を重ねると簡易的な蒸し台になります。鍋底に少量の水を入れ、サツマイモを皿にのせてふたをし、弱めの中火で蒸してください。フライパンを使う場合も同様に、少量の水と耐熱皿を使えば調理できます。

電子レンジで手軽に加熱する場合は、ぬらしたキッチンペーパーでサツマイモを包み、その上からラップをふんわりとかけます。最初に短時間加熱して全体を温め、その後は低いワット数でじっくり加熱すると、急激な水分蒸発を防ぎやすくなります。高出力だけで一気に加熱すると、外側が硬くなったり、中心が加熱不足になったりすることがあるため注意が必要です。

甘く仕上げる最大のコツは、強火で急いで加熱しないことです。低めの温度でゆっくり火を通すことで、サツマイモのでんぷんが甘みに変わりやすくなります。また、ふかした後は乾燥しないように布巾やキッチンペーパーで包んでおくと、しっとり感を保てます。食べ切れない分は粗熱を取ってから冷蔵または冷凍保存し、食べるときに温め直すと便利です。基本の手順を覚えれば、朝食やおやつ、料理の下ごしらえにも活用できます。

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